■ 01 ペン入れ ■
 線画がなければお絵描きは始まらない! と言うことで、まずはペン入れからです。
■ 下書きの準備 ■



 まずは線画の下書きを用意します。
 以前は下書きもPCで描いてましたが、最近はアナログで描くことが多いです。
 見ていただくとわかると思いますが、私は下書きの段階でも割と丁寧に描きます。と言うのも、雑に下書きをした時、下書きでは良く見えていたのにペン入れしていくにつれて段々と気に入らなくなり、結局破棄してしまったことが多々あったからです。
 迷い線が少ないと、ペン入れの時に何度も線を引き直すこともないので、時間短縮にもなります。急がば回れってことでしょう。
Q 芋さんはいつもどれぐらいのサイズで描いてるの?
 A4サイズの紙に描いて、それを300dpiで取り込んで200dpiに落とすので、縦描きですと大体縦2300×横1600(ピクセル)ぐらいです。横描きの場合はその逆です。
 PCで下書きを描いていた時も、縦横で長い方を大体2000ピクセルで描いてましたので、2000ピクセルぐらいが基準となってます。
 ちなみに今回は、例外的にかなり大きなサイズになってます。
■ ペン入れ ■



 鉛筆、ブラシサイズ4、手ぶれ補正 S-1 でペン入れをしていきます。細かい部分を描く時は、ブラシサイズを小さくしたりもします。
 ペン入れレイヤーは気持ち悪いので使わずに、普通のレイヤーでペン入れしていきます。



 レイヤーの並びはこんな感じです
Q 転写用ってレイヤーは何?



 私はペン入れの際、この「下のレイヤーに転写」という機能を多用します。
 実際どういう時に使っていくかと言いますと、



 こういう風に、必要な線と不必要な線が交差する時です。
※わかりやすいように、主線レイヤーの線を黒、転写用レイヤーの線を赤、で描いています。



 こうすることで、新しく描いた線を消してしまわないように神経を使うことも、誤って新しい線を消してしまうストレスもなく描くことができます。



 そして、最終的に主線レイヤーに転写します。
 私はこれを繰り返して主線を描いていきます。
 ただし、たまに間違って主線レイヤーを下書きレイヤーに転写してしまってて「ふごぁ!」となることもあるので注意が必要です。
キュッてなってるところをムニッと
 主線を描いている時に気を付けているところは、キュッてなってるところをムニッとするところです。
 例えば、



 こういうところとか、



 こういうところとか、



 こういうところをムニッてします。
ペン入れ完了



 あとは黙々とペン入れして完了です。



 ここでレイヤーはこんな感じです。
 描き直したり位置調整することが多いので、目は別レイヤーで描くようにしています。
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